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「モーモーパラダイス」の誕生

「モーモーパラダイス」。
実は、ひとりのアルバイトが考えた名前なんです。いわゆるバブル経済がはじけ、「リストラ」という言葉が流行語となった1993年、モーモーパラダイスは生まれました。その誕生は、偶然とも言うべきものでした。当時、新宿・歌舞伎町に、経営上問題がある大型の居酒屋を抱えていました。すぐにでも閉店して、何か手を打たなくてはならない。そんな折、とあるコンサルティング会社から、「しゃぶしゃぶ・すき焼き1500円食べ放題のお店をやらないか」と提案を受けました。そんなの無理だ、最初はそう思いましたが、とりあえず半年限定。そう決めて、モーモーパラダイスをスタートさせることにしました。

1500円、食べ放題

しゃぶしゃぶ・すき焼きの食べ放題は、他にもありました。ただし2000円前後が相場で、メインであるはずのしゃぶしゃぶ・すき焼きは「客寄せ」のための1つのメニューに過ぎず、美味しいと言えるものではありませんでした。だからモーモーパラダイスは「専門店」として、1500円でも、しゃぶしゃぶ・すき焼きをちゃんと食べたと思える「質」にこだわることにしました。美味しいしゃぶしゃぶ・すき焼きを、もっと多くの人へ。その想いを胸に。すると、驚くべきことが起きました。なんとオープン3ヶ月後には、ウエイティングルームが常時50人くらいでいっぱいの大繁盛店になったのでした。しゃぶしゃぶも、すき焼きも、 お腹いっぱい食べられるパラダイス。時代の欲求をとらえたお店は、若者たちの笑顔で、連日賑わいました。

転機となった海外進出

偶然の誕生から、空前の大ヒット。その後、転機となったのは、海外への出店です。台湾のビジネスパートナーから「和のブランドをやりたい」と要請があったことがきっかけです。オーセンティックな日本のしゃぶしゃぶ・すき焼きを、海外でも。モーモーパラダイスは、台北に海外1号店を開くことになりました。「この味じゃダメだ」「もっと現地の人の好みに合わせるべきだ」という、現地オーナーからのリクエストは幾度となくありました。しかしそれでは、現地の人がやっているお店と同じになってしまいます。「本物」は最初に受け入れられなくても、時間をかけて必ず理解される。そう信じて貫きました。実際、「本物」にこだわったモーモーパラダイスは、世界で70店舗以上を数えるまでに広がりました。

世界で見つけた美味しさの「本質」

世界の多様な価値観、食文化にふれながら、美味しさを追求するなかで、今につながる大きな発見をしました。それは、しゃぶしゃぶ・すき焼きの美味しさを作るのは、「お客さま自身のこだわり」だということ。そして、私たちが成すべきなのは「お客様自身が作り手としてこだわりたくなるように導くこと」だということ。そもそも、鍋料理は、お客様が自分の手で作るもの。だから、私たちがお肉やスープの質にこだわるだけでは足りない。しゃぶしゃぶ・すき焼きに初めて向き合う海外のお客様を見たことで、追い求めるべき美味しさの「本質」に気づかされたのでした。お客様が好きなだけこだわれるパラダイスへ。

「世界一のしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店」ブランドへ

いま、モーモーパラダイスは、世界の「MO-MO-PARADISE」へと進化しようとしています。「世界一のしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店」ブランドを目指して。美味しいしゃぶしゃぶ・すき焼きを、もっと多くの人へ。もう一度、ブランドの「原点」である創業時の「想い」に立ち返り、お肉も、スープも、徹底して本物にこだわる。お客様が自然と美味しく食べたくなるように、サービスを磨く。成功も、失敗も、これまでの歩みで培ってきたことの全てを活かしきる。More and Moreの精神で、現場から生み出されるアイデアで、「MO-MO-PARADISE」を必ず世界一のブランドにしたい。いや、必ずできる。そう本気で信じている。これは遠い夢ではない。未来の物語は、もうはじまっている。続きは、皆さんと一緒に。